資格試験に挫折しやすい人の4つの特徴

2017年10月10日

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資格試験は難関になればなるほど、挫折する可能性が高まります。

勉強する内容も難しくなり、学習期間も長くなるので当然ですね。

私もどちらかというと挫折しやすい方なので、資格試験に挫折しやすい人の特徴と対策について考えたいと思います。

挫折しやすい人の特徴

まず挫折しやすい人は、ある意味完璧主義の人です。

学習の初めから最後まで完ぺきにこなせればもちろん合格は間違いありません。

ただ、多くの方を見ているとこんな傾向があります。

・ノートをしっかり取らないと気が済まない

・テキストはどうしても前から順番に読み進めたい。

・通学や通信講座は、決められた順番に出ないと嫌が。

・試験問題は一問目から解いてい

こんな傾向に当てはまる人は、要注意です

なぜ、これらの傾向が挫折につながるのか少し詳しく見て見ましょう。

ノートをしっかり取る人

ノートを取ること自体は問題ないと思います。

巧みにノート術を駆使して効率的に学習進められる方も大勢いらっしゃいます.

現役の東大のノート術も以前話題になりました。

ただ、ノートの危険なところは、非常に満足度が高いことです。

ノートを作り出すと、だんだん凝ってしまって、どんどん時間を費やしてしまいます。

そうなってくると、きれいなノート作りが目的になってしまい、絶対的に時間が足りなくなってしまいます。

結果として、時間のわりにほとんど記憶にも残らず、ノートも完成しないので途中で投げ出すことになります。

なかなか勉強が続けられない人は、まずノートは不要と考える方がよいかもしれません。

テキストは前から順番に読み進めたい人

テキストを前から順に読まないと気が済まない人も挫折しやすいです

わからない箇所に出会うと、そこがわからないために先に進めず、そんな自分が嫌になって勉強をやめてしまいます。

そんな人にオススメなのが、気にせず進むことと、飽きてきたらページをパラパラ見ることです。

前から読み進めたい人の心理は、この部分がわからないと、先のことが理解できないのではないかと考えてしまいます。

実は、資格試験のテキストはテーマごとに書かれているので、前半が簡単で後半が難しいなんてことはありません。

同じ科目の中で、複数のテーマがあり、それぞれが完全に独立している場合も、あります。

なので、どこかわからないところでつまずいても、先の内容で良くわかるところや得意なところが出てくる可能性があります。

得意なところに出会うことで、わからないところにとさも再度挑戦しようという気持ちが生まれます。

それが結果として、学習を長く続けるコツなのだと思います。

また、たまにページをパラパラめくるのも効果があります。

全体像を見渡せることは、理解や記憶を助けて知識の定着に繋がります。

学習に飽きてきたときに、今のテーマがあとどれくらいのページ数で読み切れるかをパラパラ確認します。

そうすることで、そのテーマの終わりなど区切りの良いところまではモチベーションを維持しやすくなります。

ただ、財務会計については、前の部分の理解を前提に知識を積み上げ式に理解しなければならない部分があります。

その場合も、わからないところに固執ぜす、前の知識がないとわからないと思ったら戻ればよいだけです。

通学や通信講座は、決められた順番に出ないと嫌な人

こちらは、通学や通信講座を受講する時のお話しです。

特に通学講座は、開講日が予め決められているので、どうしても休んでしまうこともあると思います。

予備校によって様々ですが、他のクラスへの振替やビデオ視聴など、補講を設けている場合がほとんどです。

ここでも1から順番に受けないと気が済まない人は、補講を終えるまで次の講義を受けられなくなってしまいます。

補講を受けたら受けようと思っていると、受けてない厚誼が、すぐに二回以上たまってしまい、結果としてやめてしまいます。

もしやむを得ず休む場合は、補講も直ぐにスケジュールに組み込みその時間で受けるようにしましょう。

また、先程のテキストと同様に、受けてない講義があっても気にせず出ることです。

どんなに休んでしまっても、クラスメイトの顔が気になっても、また自分の参加できるタイミングで気にせず復帰するんです。

たとえ学習が進まなくて、参加しずらくても、講義に出る権利はなくならないですからね。

試験問題は一問目から解いていく人

試験問題で難しい問題が設置されている可能性が高いのはどこだと思いますか?

それは一問目です。

試験にもよりますが、一問目、合否とはあまり関係ない時事的な問題や文字数が多い問題であることが多いです。

要領良く効率的に問題を解くこと、基本的な知識で得点できる部分を適切に見つけ出すことも試験に求められる重要な能力です。

作問をする側の立場としては、一問目から順番に解く人が多いので、あえて時間のかかる問題を設置するこで、上記の能力を判断することができます。

特に中小企業診断士ものような難関資格は、テキストに無い知識が出題されるのは当たり前です。

ただ、合否に影響する問題は、基本的な知識を駆使することで、正解ができたり、選択肢を絞ることができる場合がほとんどです。

試験では一問目からでなはなく、できるものから解く。

特に中小企業診断士試験は、例えば、企業経営理論では、経営戦略→組織論→マーケティングのように学習するテーマの順番に問題が並んでいるので一問目から解きたくなります。

一問目から順に問題を解く人は、過去問や模擬試験などでもスコアがのびずらく、勉強も挫折しやすくなります。

まとめ

以上、ノートをしっかり取る人、テキストは前から読む人、通学や通信講座は決められた順番に出たい人、試験問題は一問目から解いていく人など、挫折しやすい人の特徴と対策をご紹介しました。

資格試験の合格の秘訣は、合格するまでやめないことなので、完璧主義だとかえって続けられないことも多いんですね。

ご参考になれば幸いです。